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食育コーナー 

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1) 離乳食でハッピー気分になろう! 

「幸せって?」と考えた時、参加された方の思いは、家族や子供の健康を
願うものでした。
しあわせ家族になるには、まず楽しく食べる子供を育てましょう。

①腹ぺこだー!と思える
②食事を味わえる (離乳期から色々な食材を)
③家族と一緒に食べて安心感を

このような事に気をつけてみましょう。

初めて食べ物を口にする離乳期は、とても大切な時。
なぜなら、よく噛めると栄養の吸収がよくなり、また過食予防になる訳ですが、
これは段階を追って進める事で噛むことが出来るようになるからです。
また、この時期に色々な食べ物を味わせると、好き嫌いも少なくなります。
そしてTVを消して、お母さんが作った食事を囲み朗らかな食卓をつくりましょう。
                                (担当:管理栄養士 米永基子)



 

2) 梅雨時!虹色の工夫で夏を乗り切ろう

食中毒予防は「清潔」「迅速」「冷却または加熱」が三原則です。

七つのポイント               サマーシーズンの便利グッズ
①新鮮な食品の購入           ・キッチンペーパー(ふきんよりも)
②すぐに冷蔵庫へ保存           ・使い捨て手袋 
③よく洗う                   ・食洗機(高温殺菌有用)
④調理・加熱を充分に 
⑤食事前に手を洗おう
⑥残った食品を思い切って捨てる
⑦病原菌やウイルスに負けない体を作ろう(十分な睡眠と栄養)



 

3) 乳幼児期の鉄欠乏性貧血

●体の中の鉄分は、血(赤血球)をつくるときの大切な材料です。
鉄分の蓄えが少ないとたくさんつくれなくなって、貧血(血がうすい)になります。


●この時期は胎児のときにお母さんからもらった鉄分の蓄えが少なくなるころです。
また、体重が急激に増えていくので、鉄分が不足しがちです。


●鉄分の不足による貧血が続くと、心身の発達に影響がでることがあります。

☆貧血を治すには

①血液検査で鉄分の不足による貧血とわかったら、鉄剤(シロップや顆粒)を
3か月ほど飲みましょう。
②鉄剤はあまり味の良いものではありませんが、いろいろ工夫をして飲ま
せて下さい。
③定期的に血液検査をして、体の中に鉄分の蓄えが十分になったことを確
かめてから鉄剤をやめます。
*鉄剤を飲むと便が黒っぽくなったり、歯が黒ずんでくることがありますが
治療が終われば元に戻ります。

☆貧血を予防するには

・鉄分をとりましょう。
鉄分の多い食品
鳥レバー、卵黄、赤身の魚、レーズン、ドライフルーツ、豆腐
高野豆腐、ほうれん草、グリンピース、ひじき
メニュー例
レシピ集の“ひじきと白身魚のトロトロスープ”など
参考にしてみてください。   

・いろいろな食品をバランスよくとりましょう。
ビタミンB2、B6、B12、葉酸、ビタミンC、銅なども鉄の吸収にかかせない
栄養素です。これらを十分にとるには偏食せず、3食きちんと食べることが
大切です。
・ビタミンCは吸収の味方
ビタミンCは鉄分を吸収しやすい形に変える助けになります。
・調理法を工夫しましょう。
鉄製の調理器具を使うと吸収のよい形のてつが微量に溶け、鉄を補うこ
とができます。

☆牛乳の飲みすぎで貧血

1歳までは牛乳をあまり飲ませないようにしましょう。
1歳過ぎても、たくさん(1日600ml以上)飲み続けると貧血になることがあり
ます。



 

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