禁煙外来は保険診療が可能です。3ヶ月間で、内服薬(チャンピックス)やカウンセリングでの禁煙をサポートします。
喫煙による死者は13万人/年、受動喫煙による死者は6800人/年、と推計されています。喫煙のリスクはがん、循環器疾患、呼吸器疾患等にもおよび、高血圧症、糖尿病、脂質異常症にも増して最も重要な日本人における死亡のリスクファクターになっています。学会では「喫煙は病気、喫煙者は患者」という基本的考え方で禁煙推進の活動を行っております。平成18年から「ニコチン依存症」として禁煙保険治療が可能となり、平成22年禁煙補助薬の選択肢の増加、平成22年のたばこ値上げや公共的施設の禁煙化などの影響もあって、平成24年には、喫煙者は約2200万人、喫煙率は21%(男性34%、女性9%)まで低下しました。喫煙者の35%(男性33%、女性43%)は「喫煙を止めたくても、止められない患者さん」です。禁煙保険治療12週間での禁煙率は78.5%と高く、禁煙外来の役割は重要です。
がん対策推進基本計画や健康21では、「たばこを止めたい」すべての喫煙者が禁煙できることを想定し、平成34年までに喫煙率12%という目標を設定しました。たばこフリーの社会を目指し、一緒に頑張りましょう!
禁煙外来を失敗した方でも、丸1年経っていれば再度再開可能です。
禁煙により肺年齢や寿命にも良い影響がみられます。タバコはまわりの方にも副流煙により悪影響になるため、ご家族のためにも、癌にならないように禁煙治療を頑張りましょう。
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