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■2017年 6月 20日 アニサキス症とは

アニサキスとは、サバやアジ、イワシ、サンマ、イカなど魚の内臓に寄生している1センチほどの白色透明な線状の虫で、肉眼でも確認できます。魚の鮮度が落ちると内臓から身の部分に移動してきます。
スーパーマーケットに売っている魚も、切り身ではなく1匹まるまる購入する場合は特に注意しなければいけません。
胃の中にアニサキス幼虫が入った場合、数時間で激しい胃の痛みや吐き気が出現し、人によっては蕁麻疹が起こる方もいます。
アニサキス症予防としては、魚を丸ごと購入したら内臓をすぐに取る、海釣りなどで魚を手に入れた場合は新鮮なうちに内臓を取り出す、内臓は絶対に食べない、刺身で食べる場合は肉眼で寄生虫の有無を丁寧にチェックする、すぐ食べない場合は内臓を取り除いた状態で冷凍保存をする(アニサキスはマイナス20度以下24時間以上冷凍すると死滅する)、70度以上の熱で1分以上加熱すれば死滅する、などです。

 

治療は、胃薬では治らないので、胃カメラにてアニサキスを摘出(取る)することになります。ほおっておくと、胃潰瘍や腸閉塞や蕁麻疹など起こすことがあります。

 

前日の食事の内容でアニサキスが疑わしい場合は受診をしてください。

 

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