静岡県・静岡市・葵区 内科 消化器内科 リハビリテーション科 往診 在宅診療 八木医院

文字サイズ
普
大

RSS

AICS(アミノインデックス)自費、がん血液検査

このページを印刷する

AICS(アミノインデックス)血液にてがんのリスクを検査(自費)

AICS(アミノインデックス)血液検査にすい臓がんが追加されます(8月24日より)

 

なかなか見つけにくいすい臓がんですが、AICSにすい臓がんの項目が追加されました。すい臓がんになりやすい方は、男女比3:2、発症年齢は64歳前後、家族歴4.8%、飲酒、喫煙、肥満、運動不足、食事(肉類、特に燻製・加工肉)、糖尿病、慢性膵炎、などです。心配な方はいままでとは違う観点からのAICS血液検査をお勧めします。

 
●日本における、がんによる死亡者数は年々増加傾向にあり、1981年以降の死因の第1位となりました。また2010年には全死亡者数119万7千人中、がんによる死亡者数は35万3千人となり、死亡者の約1/3ががんにより死亡しております。
●がんの診断技術や治療法は急速に進歩しております。早期にがんをみつけ、早期に適切な治療を行うことにより、がんによる死亡のリスクを減らすことができることから、定期的ながん検診による早期発見が重要です。
 
●AICS(アミノインデックス®がんリスクスクリーニング)とは
血液中のアミノ酸濃度を測定し、健康な人とがんである人のアミノ酸濃度バランスの違いを統計的に解析することで、がんに罹患しているリスクを評価する新しい検査です。
➢健康な人の血液中のアミノ酸濃度は、それぞれ一定に保たれるようにコントロールされていますが、さまざまな病気になると、一定に保たれている血液中のアミノ酸濃度のバランスが変化することが分かっています。この性質を応用したのがAICSです。
●AICSの特徴
1回の採血(約5mL)で、複数のがんを同時に検査することができます。
早期がんにも対応しています。
●AICSの検査対象となるがん
男性では胃がん、肺がん、大腸がん、前立腺がん、すい臓がんの合計5種のがんに対するリスクがわかります。女性では胃がん、肺がん、大腸がん、乳がん、子宮がん・卵巣がん、すい臓がんの合計6種のがんに対するに対するリスクがわかります(子宮がん・卵巣がんについて、対象となるのは子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんですが、それぞれのがんのリスクについて区別することはできません)。
●AICSの対象者
下記年齢の日本人を対象として開発された検査です。妊娠されている場合、結果に影響がありますので検査は受けられません。 ※尚、備考に記載した年齢の方のAICS値は評価対象外となりますので、結果の取り扱いにご留意ください。
 
商品名 受診対象年齢 評価対象がん

がん種別

評価対象年齢

備考
男性AICS5種 25才~90才 胃がん・肺がん・大腸がん 25才~90才  
前立腺がん・すい臓がん 40才~90才 25才~39才の方の値は評価対象外
女性AICS6種 20才~90才 胃がん・肺がん・大腸がん・乳がん 25才~90才 20才~24才の方の値は評価対象外
子宮がん・卵巣がん・すい臓がん 20才~80才 81才~90才の方の値は評価対象外
 
 
●受診前の注意事項
血液中のアミノ酸バランスに影響を与える可能性がありますので、検査のための採血は、食事後8時間以上あけ、午前中に受診して下さい。またアミノ酸のサプリメント、アミノ酸含有スポーツ飲料、アミノ酸製剤、牛乳、ジュースなども食事と同様にお控え下さい。
●結果について
それぞれのがん種について、がんに罹患している確率を0.0~10.0の数値(AICS値)で報告します。リスクの傾向は数値が高いほど、がんである確率が高くなります。また、AICS値からリスクを判断する目安として、「ランクA」「ランクB」「ランクC」に分類され、がんであるリスクの傾向が3段階で示されます。
ただし、AICSはがんであるかどうかを確定するものではありません。ランクAと判断された場合でも、がんでないとは言い切れませんし、反対に、ランクCと判断されても、がんであるとは言い切れません。検査にはそれぞれに長所と短所があり、補いあって使用されています。AICSは今までのがん検診とは異なる全く新しい角度からがんの可能性を見つけ出す方法で、他のがんの検査と併用することでがんを見つけ出せる可能性は高くなります。
•血液検査のため、放射線の被ばくもなく、カメラのつらさもありません。
•ランクA・B・Cと判定し、Cになるとリスクが10倍ほどになるため、癌の可能性が高くなります。
•異常がある時は、CTやカメラなど必要な検査をお勧めします。
•まず、体に負担の少ない血液検査を行い、いろいろな検査を組み合わせることにより、癌を見つけだせる可能性が高くなります。
 
•値段は
 
•男性AICS5種        診察代+24000円
•(胃がん・肺がん・大腸がん・前立腺がん・すい臓がん)
•女性AICS6種        診察代+24000円
•(胃がん・肺がん・大腸がん・乳がん・子宮体がん・子宮頸がん・卵巣がん・すい臓がん) 
•結果は約10日ほどでわかります。
 
早期発見が難しい膵臓(すいぞう)がんの検査項目は平成27年8月24日から追加されました。
 
2015/10/02更新

このページの先頭へ