新型コロナウイルスについて
コロナウイルスは、冬季間に増加する一般的な感冒(風邪)ウイルスです。
これが、中国の武漢という町の野生生物(コウモリ)を食べた事がきっかけで、新しいタイプのコロナウイルスへ進化・変貌がほぼ明らかとなっています。
もともとのコロナウイルス自体にはそれほど危険性は無いものの、今回の新型コロナウイルスは感染力が強めであり、かつ肺炎を発症させ、重篤になると体内で過剰免疫暴走状態により、臓器障害が発症する事が特徴です。
現段階で、世界中のお薬には、ウイルスそのものを破壊・消失・治癒させる薬は存在せず、エイズやエボラ出血熱、インフルエンザや帯状疱疹などのウイルス疾患に対しても、医療機関での治療は対症療法となっています。
このため、ウイルスに対する治療(抗ウイルス療法)とは、あくまでも患者のウイルス量を減らしつつ、患者自身の免疫によるウイルス排除を期待し、症状を緩和するのが目的となっています。
今回の新型コロナウイルスに関しても同様で、現在のところ代替薬しか治療薬がなく、早急なワクチン開発に期待が寄せられています。
このため、現実的な対策としては、十分な感染予防を徹底することが基本方針となっています。このコロナウイルスは被膜がアルコールで分解されるタイプのウイルスであるため、濃度が高めのアルコール消毒により、一定の抗ウイルス効果が期待できます。
これをふまえて、当院では感染対策を充実させるための取り組みをいち早く実施しております。来院いただいた方々へのご不便をおかけすることもありますが、ご理解のほどを何卒よろしくお願い申し上げます。
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