一般社団法人 三島市医師会 会長 吉冨 雄治 |
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令和4年6月末より三島市医師会会長に就任いたしました吉冨です。よろしくお願い申し上げます。 新型コロナウイルス感染症に翻弄され続けています。世界が一変してしまいました。すべてのことが準備不足で、国からの指示も二転三転するため、三島市と一緒に右往左往してしまいました。2000年代になり4つ目の新興感染症です。人類の歴史は感染症との戦いの歴史でもあります。今回の新型コロナウイルス感染症の反省を踏まえて、新興感染症対策の練り直しが必要です。
医師会の関連事業をご紹介させていただきます。 三島メディカルセンター 三島市医師会付属訪問看護ステーション 三島市医師会指定居宅介護支援事業所 三島市医療介護連携センター
三島メディカルセンターは、平日夜間、土日休日の1次救急医療を担っています。三島市のみならず周辺の市町から受診される方も多く、「三島メディカルセンターに行けば診てくれる」と広く知られるようになりました。新型コロナウイルス流行後は、発熱した方に対応できるように体制を整備しました。訪問看護ステーションと居宅介護支援事業所は、常に医療との連携を取りながら、在宅でのサポートが必要な方に様々なサービスを提供しています。三島市医療介護連携センターは在宅主治医が必要な場合、迅速に医師をご紹介できるように医療機関と連携しています。そして医療の困りごとのよろず相談所です。いつでもご相談ください。
毎年秋に市民の方々をお招きして、市民講座を市民文化会館で開催しています。三島市歯科医師会、三島市薬剤師会、三島市健康づくり課、富士山南東消防本部と共催しており、医療相談、お薬相談、救急救命処置のシミュレーションなどを行っています。皆様のおかげで、20年以上続けることができました。加えて、2019年より市内の中学校で出前講座を始めました。3年かけて全7校を回ります。医療と介護をテーマに、全校生徒に向けて医師会員が講演しています。両事業とも今後も継続していきます。
三島市医療救護計画では、震度6弱以上の地震に三島市が襲われた時に、市内の小・中学校など4か所に医療救護所が設置されます。加えて、市内3か所の病院を救護病院、15か所の医院・病院を救護医院に指定しています。この計画を立ててから、東日本大震災が起こりました。現在の計画が発災時に実行可能なものかどうか、再検討していかなくてはなりません。
市内の医療機関全体で、国民健康保険・後期高齢者健康保険加入者の方に、三島市特定健診、健康診査を行っています。また一定年齢以上の市民を対象に、がん検診として、胃がん、肺がん、大腸がん、子宮がん、乳がん、前立腺がん検診及び肝炎ウイルス検査の7種類を行っています。肺がん検診・胃がん検診は二重読影、比較読影を行うことで、複数の医師が読影に携わり詳細に検討しています。
各事業を継続していく中で、市民の方々によりよいサービスをご提供できるように努力していきます。災害対策、新興感染症対策などまだまだ準備をしなければならない問題が山積しています。真摯に取り組んでいく所存です。市民の皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。 |
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