昨今のコロナ禍のなか、定期通院していただいている皆様には厚く御礼申し上げます。
新型コロナウイルス感染症はそう簡単には退散してくれなさそうな気配です。間もなくインフルエンザ流行期もやってきます。
当院で扱う疾患の性格上、ご高齢の患者様が多く、なかでも糖尿病治療を継続しておられる方が多数いらっしゃいます。
糖尿病の人は重症化しやすい!とマスコミが報道するので「心配で仕方ない」という方も多いのではないでしょうか。
厚労省やマスコミが宣伝しているように、糖尿病の患者様は免疫能(病気を退治する力)が低下しているのは事実です。
しかし、人混みを怖がって治療を中断することは糖尿病コントロールを悪化させることにつながり、糖尿病そのものの悪化、
合併症の進行、そして免疫機能のさらなる増悪を招いてしまいます。
「コロナ禍だからこそ治療しましょう」、そのためにはかかりつけの患者様が安心して通院できるように、
発熱や咳などで受診する患者様と分離して診療する必要があります。このことを「動線を確保する」と言います。
当院では、「動線を確保する」ために、
発熱や咳などで受診する患者様の受診時間帯を分離します(時間的分離)。
また、待機場所も院内でなく車内とします(空間的分離)。
今後は診察する場所も駐車場に設置したユニットハウス内で行う予定です(11月1日~)。
アルコールによる拭き掃除、換気など必要な予防も徹底して継続します。
今後もかかりつけの患者様が不要な心配をせずに通院していただけるように努力していきます。
今後ともよろしくお願いいたします。