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入院のご案内

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入院のご案内

 

1.まず入院させない事、そして入院を繰り返さない事

散歩中及び自宅での有害・有毒物質の誤飲や誤食、冷やし過ぎや熱中症、夜間の振動や光、精神的ストレス、過食や不適切な食事による栄養の不足や肥満、運動不足等、不節制が積み重なった結果として様々な病気が引き起こされる事に成ります。ワンちゃんネコちゃんの体調管理は飼い主さんに依存する所がとても大きいのです。私達スタッフ一同、入院患者の回復には出来る限りの努力を致します、しかし致死量の何倍もの毒物、重症の糖尿病や心臓病腎臓病等、どうしても助けて上げられず悲しい思いをする事が間々有ります。
もうちょっと気をつけてくれれば、もう少し早く気付いてくれれば・・・
飼い主さんの毎日のほんの少しの心遣いや観察が、物言わぬ愛する家族の健康や幸せを守る事に繋がるのです、貴方の大切な家族、貴方自身の手で、事故や病気から守って上げて下さい。

 

2.入院室について

入院室は冷暖房及び空気清浄器を完備した清潔な入院専用個室ケージです。
重症患者の為にICU(集中治療ケージ)が複数用意されております。
感染症又はその疑いの有る野良ちゃん等の為に完全隔離室の用意も有ります。
又、危篤患者に対しては、24時間体制で心電図・血圧・呼吸状態・体温等のモニター管理を行い、緊急な状態に対応しております。

 

3.入院中の生活について

当院は完全看護を行っており、食事・お散歩等の管理はお任せ頂きたいと思いますが、特別な習性や性格、体質、食事癖、嘔吐癖、噛み付き癖が有る場合予めお知らせ下さい。又、病気療養中ですので、面会中のおやつや食事の差し入れ等も前もってご相談下さい。

 

4.入院中の処理について

入院中は必要に応じて、各種検査、治療、処置が行われます。それに伴い、毛を刈ったり一部切皮をする事が有りますので予めご了承下さい。

 

5.入院中のストレスと面会について

病気の幼いお子さんが両親と引き離され入院するとしたら、その精神的不安やストレスはどれ程大きいでしょうか。当院では入院中の患者は名前で呼び掛ける様にしたり、温度や湿度、騒音、入院ケージを常に清潔にする等、事細かに気を遣っているのですが、それでも中々自宅に居る時程はリラックス出来ないものと考えております。入院中に普段使っているタオルやおもちゃ、お気に入りのおやつ等をご持参頂けると、入院中の精神的不安を和らげる手助けに成ると考えております。
又、入院中寂しい思いをさせない為にも、毎日とは行かない迄も、3日に1度は面会に来て頂けると良いと考えております。
その為の面会室も用意したのですが、土曜日等面会が多い時は、待合室での面会に成る場合も有りますのでご容赦下さい 。
只し、患者によっては、飼い主さんに会えた喜びから興奮し過ぎて体調が急変したり、飼い主さんが帰った後ホームシックに罹って、飼い主さんを呼び何時間も鳴き続けグッタリしてしまう子もいます。そういった場合に限り、当院から面会を控えて頂く様お願いする場合もございます。

<面会時間>
平日・土曜 9:00~12:00 16:00~19:00
日曜 休み
祭日 9:00~12:00

※平日の12時~16時は手術時間に当てている場合が多く、入院室が緊急時に備え、一番目が届き高度医療機器が集中して設置して有る手術室に隣接させて有る為、なるべくご遠慮下さい。
又、夜遅くの面会に関して、動物は人間より多くの睡眠時間が必要で有り、犬は犬種にもよりますが、猫は1日16~18時間の睡眠が必要と言われております。
他の入院患者の事も考え、原則として19時以降の面会は受け付けておりません。

他の時間外の面会・祭日の12時~17時・日曜の10時~17時に関しては、1時間位前迄にお電話頂ければ、予め面会の用意をさせて頂きます。只し、手術が立て込んでいる場合や手術中の突然の来院等、面会をお断りせざるをえない場合もございますので予めご了承下さい。

 

6.より多くの笑顔と出会いたい

当院では夜間の急患に備え、電話に依る24時間体制の受付業務や、重症患者が居る場合深夜の看護を獣医6人・看護スタッフ6人の交代制で受け持つ、一頭一頭の患者の治療への細やかな指示をするといった人的努力の上に、診断の高速化に拠り救急患者の命を守る為に、デジタルレントゲン診断装置、超音波断層検査機(エコー)、自動血球計算機、自動血液生化学検査機、内視鏡等を導入したり、手術の安全性や精度UPの為に、動脈血酸素飽和度・動脈血炭酸ガス分圧・麻酔濃度・血圧・心拍数・呼吸数・体温を同時表示する高性能心電モニター、自動人工呼吸器、最新の滅菌機や手術器具等の用意をし、より重症の患者を助ける為に、ICU、プレーティングセットといった医療機器の設備投資等を行っております。

 

7.医療の限界

当院では少しでも多くの重症患者の生命を救う為に、東京大学、麻布大学、日本獣医畜産大学の大学病院への重症患者の紹介を積極的に行っております。それでも老衰や末期癌、重度の心臓・腎臓・肝臓の病気、毒物等、現医学では助けられない限界というものが有ります。
重症の末期患者を連れて来て『絶対助けて下さい!死んだら訴えますよ』とか『 お宅以外の病院に連れて行けば助かったと思います』『ちゃんと診てくれたんですか』等と取り乱し、愛する家族への やるせない思いを私達にぶつけてくる方が年に1~2人いらっしゃいます。 私達はそれに対し、決して怒ったりはしません、悲しみや怒りの深さは、そのまま亡くなった子への飼い主さんの愛情の深さの裏返しで有る事を、私達はよく分かっているつもりです。
その子が家族に愛され幸せに暮らしていたのだろうと思い、冥福を祈るだけです。
只、私たちは患者や飼い主さんの敵では有りません。どうしても助けて上げられない時、私達も悲しいやるせない思いをしているのです。
さて、当院では末期癌で回復する見込みが無く、これ以上苦しむ姿を見るに耐え難いといった場合に限り、安楽死を承っております。
出来れば家族全員で見送って上げて下さい。但し、引越しの為飼えなく成ったとか、生まれたばかりの子猫の安楽死といったものは原則として受け付けておりません。

 

8.入院中の緊急処置に関して

老齢や身体が弱っていて麻酔に耐える体力が有るか難しい場合や、子犬の異物の誤飲等で出来れば手術を避け薬で治療 したい、自然排泄させたい、と考え様子を見ている時、容態が急変し緊急手術が必要と成ったり、手術後安定していた状態が急に腎不全や脳血栓を起こし、緊急処置が必要と成る場合が有ります。
勿論、飼い主様にすぐ連絡をするのですが、どうしても連絡が付かず、当院の判断で緊急救命処置をする場合も有る事をご了承下さい。

 

9.退院後の生活について

実はこれが一番重要です。つい甘やかして好きな物を好きなだけ与えてしまったり、あまり処方食を食べないからといって食事以外に大量のおやつを与えたり、誤飲癖の有る子の周りに小間物を置いておく、そんなことではすぐ又入院の繰り返しに成ってしまいます。
退院後のお薬や食事等言われた事は必ず守って下さい。薬を吐き出して飲まない等、困った時はそのままにせず、必ずご相談下さい。
又、病院から自宅に戻ってすぐに多量の水や食事を与えない様お願い致します。
動物は興奮していると過飲食に成り、下痢や嘔吐を起こし易く成ります。
退院の日時は前もって当院からお知らせ致しますが、時間の都合が合わない場合はご相談下さい。

 

10.野良猫の避妊について

第一に本当に野良ちゃんか?善意で避妊したつもりが飼い主の方からの訴訟と成る事も有りますので十分な注意が必要です。
第二に野良ちゃんが人間に捕まったこと事態病気で体力が落ちている可能性が高く、手術に耐える体力が無い、他の治療が必要と成る、といった事も多々有ります。
手術や治療はしないとしても、検査料が発生する事と成ります。

 

11.交通事故に遭った野良・迷子(猫・犬)の救命について

第一に助からない可能性も高い事
第二に複雑骨折と内臓損傷が有り10日間入院したとして、20万前後の医療費が掛る事をご存じでしょうか。
第三に大きな事故の場合後遺症が残る事も多く、野良ちゃんの場合、元の生活に戻す事は難しいと考えます。
弟四に飼い猫の場合に発生するかも知れないトラブルの問題が有ります。
以上を理解した上で、事故に遭った猫犬を家族の一員として迎え入れてくれる真に優しいかたには3割引にて(赤字です)交通事故の治療協力をしております。

 

12.入院・手術料金について

医療費は高い、我々もそう思います。当院は治療費の74%が必要経費、良心的にやっているつもりです、寝ずの番もしょっちゅうです。『死んだのにお金取るんですか』御免なさい『この子野良なんですよ』申し訳ない『ボッてませんか 』いません!!
※入院が長引く場合、料金は7日間ごとの清算と成ります。JCB Card・VISA Card・Million Card・Master Cardでのお 支払いも承っております。
病状、手術の方法、入院日数、費用、その他疑問点は何でもお気軽にご質問下さい。

 

 

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