お知らせ

■2019年 8月 18日 『スピードトリミング』とは

 

 

『スピードトリミング』という言葉を聞いて、皆さんはどんなイメージを思い浮かべますか？

「10分間カットみたいなもの？」

「何人かで一斉に流れ作業？」

「丁寧にやってもらえなさそう…」

など、中にはネガティブなイメージを思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

スピードトリミングは、速さを追求して雑な施術をするわけではありません。
むしろお預かり時間は通常よりも長く頂くことが多いです。
『スピードトリミング』とは簡単に表現すると「”犬にやさしい”ことにこだわった」トリミング方法なのです。

 

実際のスピードトリミングは、お預かりしてからすぐにトリミングを始めるわけではなく、犬の気持ちを落ち着かせる時間（ウェイティングタイムと言います）を作るところから始まります。
シャンプーやドライヤーなど、作業の内容によっては、苦手な工程もあるかもしれません。
その場合は、無理に進めようとせず、少しずつゆっくりと接してあげたり、時には休憩したりしながら、段階を踏んで丁寧に向き合っていくことで、徐々に苦手が克服されることもあります。
このように無理に負担をかけないことで、苦手だった作業を嫌がらなくなり、結果的には時間の短縮につながるわけです。
またそうすることで、犬の体や気持ちの負担を少しでも軽くすることもできます。

 

すべての工程において、どうのように作業を行なえば犬に負担が無く、気持ちよくトリミングを受けてもらえるか、そしてトリミングを好きになってもらえるかを考えて行なうのがスピードトリミングの概念です。
そしてこの考え方は、高齢犬や持病を持った犬のトリミングが多い動物病院にこそ必要な概念であると我々は考えます。

 

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