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「過活動性膀胱」 (平成24年2月分)

Q1:過活動膀胱はどのような特徴をもっていますか?

A1:2002年パリで開催された国際尿禁制学会(ICS)で認められた新しい疾患名です。日本排尿機能学会によると、日本に過活動膀胱の潜在患者が830万人いると推定されています。40歳以上の12%、8人に1人という高率で発生し、年齢とともに有病率は高くなっております。


Q2:過活動膀胱の症状はどのようなものですか?

A2:普通、健康な人は400~500mlの尿をためることができますが、過活動膀胱では、100ml前後の尿がたまると膀胱が収縮し尿意をもよおしがまんできなくなります。過活動膀胱は、膀胱が尿でいっぱいになる前に、膀胱が自分の意思に反して、勝手に収縮し尿失禁(尿をもらしてしまうこと)をおこすと考えられています。過活動膀胱の症状は尿意切迫感(突然の尿意を感じ、がまんできなくなる)、頻尿、切迫性尿失禁です。


Q3:過活動膀胱の治療法はどうなっていますか?

A3:膀胱の収縮を阻止し、神経に働く、抗コリン剤(ポラキス、BUP-4)または排尿筋を弛緩させるカルシウム拮抗剤(アダラート、ヘルベッサー、ペルジピン)を用います。抗コリン薬を1~2ヵ月内服すると80%の患者で改善されます。


Q4:過活動膀胱の予防法はどのように行いますか?

A4:抗コリン薬を投与するが、不整脈のある人や、緑内障、前立腺肥大症の人には禁忌である。そのため行動療法(生活指導、膀胱訓練、骨盤底筋体操)、排泄介助などがある。
カフェイン、アルコール、過剰な水分摂取に注意が必要である。