ちょっと大きな字では書けませんが、痔のことでお悩みではないですか?
実は痔は「現代人の持病」とも言われているんです。
そもそも人類が二本足で歩行するようになるまで、痔という病気はほとんどなかったと考えられています。
これは痔の原因の一つが「消化管の最下端である肛門の静脈は重力によって血が溜まりやすいため」という理由からです。
その証拠に四足歩行する動物たちに痔は少ないのです。
人類は二足歩行するようになって以来、長いあいだ痔で悩んできたのです。
たとえば松尾芭蕉は切れ痔の痛みのために西国の旅を断念したそうです。
またナポレオンはワーテルローの戦いの2~3日前から血栓によるイボ痔の痛みに悩まされ、戦いに敗れてセントヘレナ島で生涯を閉じたと言われています。
さらには現代人は食習慣による便秘症の増加、長時間のデスクワークや自動車運転による肛門の血流障害、激辛ブームや飲酒など、さまざまな原因が痔を引き起こしていると考えられます。
実際、日本人で成人の約75%が程度の差こそあれ、痔による何らかの症状を経験しているとの報告もあります。
どうです?今や痔は珍しい病気でも恥ずかしい病気でもないのですよ。
ただし症状が軽いからと油断したり、病院へ行くのが面倒だからと放置したり、間違った自己治療をしていると知らぬ間にどんどん悪化してしまう場合があります。
症状の軽い初期の段階なら、多くの痔は短い診察とお薬で治すことができるのです。
どうかみなさん、ちょっと勇気をだして、一度当院へ相談してみてください。
それでお尻の悩みから解放されると思いますよ。
当院では患者様のプライバシーに配慮した診察室で、お一人ずつ診療を行っています。
ある程度進行してお薬が効かなかった内痔核については、患者様と十分な相談のうえ日帰り手術も行っています。
専用の器具を使って、短時間で痛みもほとんどない処置ですので、翌日からのお仕事や日常生活にも影響しません。