整形外科は、皆さんの「運動器」を診察する専門科です。「運動器」とは、皆さんの頭脳から出された、「動け」という指令を実行するシステムの全てを指します。具体的には、神経・筋・靭帯・骨・関節等が「運動器」です。これら神経や骨・関節等のトラブルを生じると、動きに支障をきたすだけでなく、多くの場合に痛みを伴います。これらの原因を探り、問題を改善・解消したり、痛みを軽減するのが、整形外科の仕事です。
また、「運動器」は年齢と共に衰える傾向にあります。運動能力の低下や、骨粗しょう症などが典型的です。こうした問題をリハビリテーションやお薬等で予防するのも、整形外科の仕事です。皆さんがいつまでも元気に活動できるよう、整形外科医として精一杯お手伝いさせて頂きます。
骨折や脳梗塞など、何らかの理由で障害を負ったり、加齢などの理由から運動能力の低下した方たちが、再び活動的な社会生活を送れるよう、各種のリハビリテーションを行います。医師と専任の理学療法士達が治療方針を検討して、各自のプログラムを決めてゆきます。また、様々な物理療法(ウォーターベッド、腰椎牽引、頸椎牽引、低周波治療、下肢エアマッサージなど)も用意しています。