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おたふくかぜ

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おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)

おたふくかぜとは
おたふくかぜとは、流行性耳下腺炎やムンプスとも呼ばれ、唾液を作る働きを持つ耳下腺や顎下腺が腫れる病気です。耳下腺や顎下腺が腫れて顔の下部分がぷっくりとしてお多福のような顔になる、というのがおたふくかぜの由来になります。おたふくかぜは4歳ごろに最も多く感染し、6歳未満で感染者の約60%を占めています。保育園・幼稚園や小学校で流行し、3月ごろから8月ごろにかけて感染者が多い傾向にあります。また、感染力が非常に強いため、兄弟間や学校で感染することが多いです。


おたふくかぜの原因
おたふくかぜはムンプスウイルスと呼ばれるウイルスの飛沫感染や接触感染によって発症します。2~3週間程度の潜伏期間を経て発症し、片側あるいは両側の耳下腺や顎下腺が腫れてきます。両側とも腫れる人もいれば、片側だけ腫れる人もいます。おたふくかぜは生涯を通して一度しかかかりません。また、おたふくかぜはかかっても無症状のこともあります。
無症状であっても、ムンプスウイルスに対する抗体を獲得している場合があります。


おたふくかぜの治療
おたふくかぜの原因であるムンプスウイルスに直接効く薬はありません。基本は対症療法になり、熱が高くなる場合は解熱剤を、脱水気味の場合は水分をこまめにとって安静にするようにします。腫れた部分はだいたい1週間程度でおさまります。また、おたふくかぜに似た病気に反復性耳下腺炎というものがあり、おたふくかぜと区別が困難な場合は、抗生物質を処方することがあります。


登園・登校と再受診について
登園・登校についてですが、学校保健安全法ではおたふくかぜにかかると出席停止になり、耳下腺や顎下腺が腫れてから5日間経ち、全身に問題がなければ登園・登校が可能です。
頭痛がひどく何度も嘔吐する、腫れが1週間以上続いている、熱が5日以上続いている、耳の下の腫れが赤くなってきたなどの症状があればすぐに受診するようにしてください。


日常生活で注意すること
【食事編】
口を動かすことで痛みが生じるため、なるべくかまずに食べられるものをとるようにしてください。また、すっぱいものやかたいものを食べると余計に痛くなることがあります。味噌汁やスープ、おかゆ、とうふ、牛乳プリン、ゼリー、などがよいです。

【お風呂】
高熱の場合や、痛みが強いとき以外はお風呂に入っても大丈夫です。

【おかしいなと思ったら】
10人から100人に1人の割合で髄膜炎になる可能性があります。高熱や激しい頭痛、嘔吐があれば髄膜炎の可能性があります。すぐに受診するようにして下さい。また、珍しいですが1,000人に1人、難聴になる可能性があります。耳の聞こえで気になる場合は耳鼻科を受診するようにしてください。


おたふくかぜの予防

おたふくかぜの予防にワクチン接種があります。おたふくかぜは髄膜炎や難聴などの合併症が多い病気のため、まだおたふくかぜにかかっていない場合は早めにワクチン接種を受けましょう。2回の接種が推奨されており、1回目は1歳になってすぐ、2回目は年長になってから小学校入学前までになります。おたふくかぜのワクチン接種は任意接種となるため、別途接種費用が必要です。当院での接種を希望される方は、予約時におたふくかぜのワクチン接種を希望する旨をお伝えください。

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