静岡県・田方郡・函南町 函南平出クリニック 小児科 内視鏡 胃腸 肛門 内科 糖尿病

文字サイズ
普
大

RSS

夜尿症について

このページを印刷する

夜尿症について

おねしょのことを小児科では夜尿症と呼びます。夜尿症を「親のしつけの問題」「小児の心理的な問題」ととらえる方がいますが、これは誤解です。
適切な支援方法、治療法があるためお困りの方はご相談ください。
おねしょがいつまで 続くかは個人差がありますが、
● 5 歳以上
● 1 ヶ月に 1 回以上のおねしょが 3 カ月以上続く
両方とも満たすと夜尿症の可能性があります 。週 4 回以上おねしょをする場合は「頻回」と判断します。
おねしょはありふれた病気で、ほとんどは お子さんの成長とともに治っていきます。しかし、おねしょが長引くとお子さんの自尊心に影響するため、 適切な治療が好ましいです。
夜尿症の治療には
1. 生活指導
2. 薬物療法
3. アラーム療法
を行います。

① 生活指導
おねしょの治療にはまず生活指導を行います。改善がない場合は薬物療法やアラーム療法を行いますが、生活指導は治療の基本となりますので可能な範囲で継続してください、治療を希望される方には案内をお配りします。
また、便秘がおねしょの原因となることもあるため、うんちの回数や性状も確認してください。

② 薬物療法
おねしょを繰り返すお子さんは尿量をへらす抗利尿ホルモンが少ないことがあります。この抗利尿ホルモンを内服薬として投与して夜尿症を防ぎます。半数以上のお子さんに効果が期待できます。薬を止めると再発することもありますが、修学旅行などここぞというところで使用することもできます。

③ アラーム療法
寝る前にお子さんのパンツに小さなセンサーをつけ、おしっこでパンツがぬれるとアラームが鳴ります。その後お子さんを起こしてトイレに行ってもらう方法です。これを繰り返すことで膀胱が大きくなり、夜尿を我慢できるようになります。
機械のレンタルは行っておりますが、消耗品の用意はご家族にお願いします。

このページの先頭へ