多剤服用による副作用が問題になっています。特に、高齢者は多くの疾患に悩まされることも多く、患者様の訴えに耳を傾けて対応していると、つい多剤処方をしてしまいがちな状況に陥ってしまいます。殊に、睡眠薬などの向精神薬はフラツキ、転倒・骨折や認知症のリスクが増し、場合によってはQOLが急速に低下したり、寝たきりになる事があるなど問題です。
当院では、特別養護老人ホーム勤務での経験を活かし、患者様の人生全体にとっての薬の重要度を鑑み、優先順位をつけて処方を試み、また見直すようにしています。複数の医療機関に通院し、多剤服用してお困りの方も多い事と思います。多剤服用に関心のある方やお困りの方は是非一度ご相談ください。