本日は今年初めての認知症勉強会です。前半はコウノメソッド処方理論を動画でご覧いただき、後半はレビー小体型認知症の診断と治療について解説します。当初はアルツハイマーやパーキンソン病と思われていた患者さんがレビー化することもまれではありません。なぜなら認知症患者さんの脳内には老人斑とレビー小体の両方が存在するケースが多いからです。その比率によってアルツハイマーよりのレビーになったり、パーキンソン病よりのレビーになったりします。さらにレビーのピック化というケースもあり、認知症の診断は常に一定ではなく時間経過により変容するものなのです。コウノメソッドではその症状の変化に応じて処方を細かく変更、調節していきます。