帯状疱疹は、水痘(みずぼうそう)と同じウイルスで起こる皮膚の病気です。
水痘(みずぼうそう)が治ったあとも、ウイルスは体内(神経節)に潜伏していて、過労やストレスなどで免疫力が低下すると、ウイルスが再び活発化して、水ぶくれを伴う発疹(水疱)が、皮膚に分布している神経に沿って帯状に出現します。通常、痒みや痛みを感じるようになってから2~3日(当院の最長は1週間)後に発疹が見られます。この時見られる発疹は右側だけか左側だけです。帯状疱疹は、皮膚の症状だけでなく、神経にも炎症を起こします。神経の損傷がひどい場合は、皮膚の症状が治ったあとも、痛みが続くことがあります。(帯状疱疹後神経痛といいます。)
帯状疱疹を疑う症状に気づいたら、できる限り早く医療機関を受診し、治療を開始することが大切です。