7月6日からの集中豪雨のため、現在の呉は陸の孤島となり物資が入ってきません。これは医薬品に関しても同じ状況で、外部からの供給のめどが立っていません。
また当院のある阿賀町は断水のため飲料水、生活用水の欠乏状態が続いています。この状態は今のところしばらく続くとのことです。
最低限の水の確保ができたため明日以降(9日)も診療を継続する予定ですが、以下のことを皆様にお願いしたく存じます。
1.生活用水欠乏のため当面当院のトイレの使用は禁止させていただきます。
2.処方薬も薬の供給が安定するまでは長期間の処方は控えさせていただきます。
3.薬によっては処方できないものもあります、必要な薬であれば同様の効果の見込める薬などに変更して処方できる場合もありますが、危急でない薬(睡眠薬、湿布等)は処方をお断りする場合もあります。
4.検査なども同様に緊急のものでなければ後日に変更させていただく場合もあります。
5.普段のかかりつけ医が休診のため当院へ受診する場合は必ず処方されている薬がわかるものを持参すること、また必ず同じ薬を処方できるとは限らないことを了承してください。
6.医療機関の中には診療継続ができず休診にしている所もあり、それらの患者さんが開いている病院に受診したり、不便な生活で体調を崩す方が増えたりして外来が混雑する事が予想されます。また職員も被災し人手不足も相まって円滑な診療ができない場合もありますことをご了解ください。
以上、できるだけ平素の診療を継続できるように努力いたしますが、未曽有の呉の災害のため皆様のご協力をお願いいたします。
7月8日現在、当院の電話が不通状態になっております。NTTが回線の復旧努力中ですのでしばらく電話でのお問い合わせはお受けできませんのでご了承ください。
田辺医院 院長 田邊 真一