先週(1月17日以降)から広島県でインフルエンザの流行期に突入しました。
呉地区では学校単位で流行が確認されております、現在はB型の流行が主流の様です。B型インフルエンザはA型と違い典型的な症状(高熱、筋肉痛、倦怠感)等が出ない場合があり、またワクチン接種を受けた方などはその効果のためか普通の風邪と見分けがつかない程度の症状の事もあり、受診の遅れ、診断の遅れから感染の拡大が懸念されます。
以下の方は軽い風邪症状であっても自己判断せずに早めに医療機関へ受診しましょう。
1)同じ学校(会社)、クラス(職場に)インフルエンザで欠席(欠勤)がいる。
2)自宅に健康弱者(乳幼児、高齢者、持病を持っている方)が同居している
3)受験や卒業入学、冠婚葬祭等の大事なイベントを控えているかた。
上記に当てはまる方は自己判断せずに出来るだけ早めの医療機関への受診をお勧めします。
また、インフルエンザの迅速検査はおおむね発熱や症状が出てから24時間以上経たないと診断がつかない事は有名ですが、24時間にこだわらず、夜に発熱したら翌朝受診するなど早めの受診をし、医師の指示を受けてください。
インフルエンザの診断がついたら、抗インフルエンザ薬の投与は発症後48時間以内でなければ効果は期待できません、遅すぎる受診は治療にも影響します。
田辺医院 院長 田辺真一