院内処方について

診察を受けた医療機関で、直接薬を受け取るのが院内処方、
医療機関で処方箋を発行してもらい、調剤薬局で
薬を受け取るのが院外処方です。

当院では、患者様の利便性と経済的負担を考慮し、
原則として、院内処方を行っています。

同じ薬を処方してもらっても、院内処方と院外処方では、下の例のように
窓口負担額に大きな差があるのをご存じでしょうか？
また、他にも院外処方では、様々な加算で追加料金が発生する場合もあります。

＜風邪で、飲み薬2剤（内服）5日分＋解熱剤（頓服）を処方した場合＞

院内処方		院外処方
医療機関	処方料　　　 　　　        　  420円 調剤料（内服・頓服）      　  90円 調剤技術基本料　　   　      80円 薬剤情報提供料　　　        100円 手帳記載加算　　　　      　  30円	医療機関	処方箋料　　　    　　　680円
		調剤薬局	調剤料（内服）　     　   500円 調剤料（頓服）　     　   210円 調剤基本料　　　     　   410円 薬剤服用管理指導料   410円
院内処方料合計　　720円		院外処方料合計　　2210円

窓口負担額

3割負担　220円＋薬剤料 1割負担　70円　＋薬剤料

窓口負担額

3割負担　660円＋薬剤料 1割負担　220円＋薬剤料

＊処方薬局により若干の違いがあります。

<高血圧と脂質異常で飲み薬2剤（内服）14日分、腰痛で湿布薬（外用薬）を処方した場合＞

院内処方		院外処方
医療機関	処方料                               420円 調剤料（内服・頓服）               90円 調剤料（外用）   　        　        60円 調剤技術基本料                     80円 薬剤情報提供料                   100円 手帳記載加算                       30円	医療機関	処方せん料                     680円
		調剤薬局	調剤料（内服）                     1260円 調剤料（外用）                      100円 調剤基本料                         410円 薬剤服用歴管理指導料           410円
院内処方合計　　　780円		院外処方合計　　　2860円

窓口負担額

3割負担 230円＋薬剤料 1割負担　80円＋薬剤料

窓口負担額

3割負担　860円＋薬剤料 1割負担　290円＋薬剤料

  *処方薬局により若干の違いがあります

他院で処方された薬との重複をチェックする必要があるため、
現在処方されている薬の内容がわかるお薬手帳などがあれば、
診察前に受付にお渡しください。
　

・　かかりつけ薬局がある場合は、院外処方せんを発行致しますので、
    遠慮なくお申し付けください。
・　当院に在庫のない薬に関しては、院外処方となることがあります。
・　院内処方と院外処方を混在させることはできないために、
     院外処方をご希望の場合には　すべての薬剤が院外処方となります。
・　ジェネリック医薬品をご希望の場合は、院外処方せんを
　　発行頂しますので、遠慮なくお申し付けください。
　　　　　　　

最近、お薬は近くの調剤薬局で受け取る医院が多くなってきました。
なぜなら、医院にとっては患者様から処方箋料を高く頂け、薬を用意する
人件費、管理の手間やスペースを省けるので　一石三鳥なのです。
また、多くの患者様は『医院で薬をもらうのも　薬局で薬をもらうのも
同じ金額なのだろう』と思っておられますが、『薬局で薬を受け取る方が
処方箋料が高く、手数料も3倍ぐらい高くなってしまう』のです。

当院では、患者様の負担が少しでも少なくすむように、昔ながらの院内処方にこだわっています。
今後も患者様が治療しやすい方法を続けていきたいと思っております。