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外科医の独り言

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最近思うこと

近年、外科・産科・小児科のなどの志望者の減少という問題が深刻化し、日本の医療の将来が危惧されかねない状況にありますが、外科は非侵襲的な内科治療が進んだ現在においても極めて重要な治療手段であり、私自身やはりメスは捨てたくないという思いがあります。

私のような医者でも開業して外科医として切磋琢磨し向上、維持していくことが今後可能だろうか?一つの可能性としては、日本に必要な医療改革として東海大学附属病院外科名誉教授の田島知郎先生が提言された、米国のような真の「オープンシステム制」が導入されれば良いと思います。

米国では、個人の中小病院はあまりなくほとんどが開業医で、自身のクリニックで外来を行い入院医療の必要な患者は基幹病院に入院させて、主治医とともに診療を継続する。

医師は地域の病院で診療特権を取得して、その病院を使って診療をし、病院には複数のグループの開業医が出入りし常に比較評価され、そして病院の設備やスタッフ、研修医を使って手術も日常的に行いその指導もする。
さらに病院の看護師や医師などのスタッフとの雇用関係はないため、医師に対して自由にものを言うことができ、事故があったときにも隠蔽する体質になりにくいという。

日本の医療の最大の問題点は、オープンシステムではないため相互評価の機構が欠落おり、そのため緊張感が不足し、医療レベルの低下を招きやすいということです。
また開業医や中小病院の医師は、それぞれ患者が自分の手に余れば上位の病院に送れば終わりなので、重症患者など診なくて済むことになり、技量は低下し医療の継続性にも問題を生じるという。

このような日本の医療を改革するには、難しい課題であるが、病院を真のオープンシステム化していくことがもっとも重要で、まず医療特区で試みるべきであろうと提言している。
個々の病院で医療連携の目的でオープンシステム化は導入されてはいるが、米国のそれとはほど遠い。 今後も外科医としてその可能性を探っていきたい。

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