滋賀県・東近江市・内科・小児科・整形外科

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 学生実習の案内  

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学生実習について 

Ver.2007の序

本書の第1版を作成してから約2年が経過しました。この間、当実習プログラムを利用して多くの医学生、研修医が地域医療実習を行っていただきました。多くの 実習生に刺激をうけ、自らの学習にもなった日々でした。田舎という環境や指導医の力量不足にも不満を漏らすことなく(?)、実習に参加していただいた実習 生の方々には非常に感謝しています。
今回の改訂にあたり、手を加えたのは2ヶ所あります。ひとつは「実習シラバス その他」を追加しました。これは他の地域医療実習では経験できない永源寺診療所独自のプログラムという位置づけで作成しました。コミュニケーションスキルは外来診療をはじめ多くの場面で利用できる医療面接技術です。よりよい医療者として大病院だけでは学ぶことのできない、人と人とのコミュニケーションの重要性と癒しの可能性を感じていただければと思います。もうひとつは、「絵本の ひらきよみ」です。子どもとふれあうことの楽しさや子どもたちが真剣に聞き入っている様子をみて、医療者あるいは一人の大人として子どものもつすばらしさ を感じとってもらえればと思います。各地で小児科医師不足と叫ばれる昨今ですが、小児を診ることができるのは小児科医だけではありません。プライマリケア 医をはじめ多くの医師が小児診察を行っています。しかし、外来診療では病気の診断ばかりに重きがおかれ、子どもたちの考えていることや悩んでいることまで 配慮している医師は少ないように思います。子どもを大切にする気持ちをどのように表現するか、子どもたちにどのように語りかけるか、実際には難しい課題か もしれません。しかし、子どもと接することで「楽しい」と思えたなら、あなたは小児を診察する資格は充分にあると思います。小児診察を臆することなく、楽 しんでください。子どもの訴え、表情、態度に必ず診断のヒントが隠されています。そして診察を終わったときの子どもの笑顔が、きっとあなたを癒してくれる ことでしょう。

2006年12月
東近江市永源寺診療所
花戸貴司

 

 

第1版の序

私が、大学を卒業し今年でちょうど10年、永源寺診療所に赴任して5年 になります。診療所に赴任してから自治医大の地域医療実習、夏季実習などを積極的に受け入れてきました。しかし、今までの実習では実習プログラムもなく実 習のたびに、実習生の皆さんと一緒に考えながら試行錯誤を続けるといった状況でした。実習プログラムの作成を検討している中、平成16年度より新医師臨床研修制度も始まりこのプログラムの中に地域での実習が必須となりました。これを機会に地域医療教育プログラムが必要となり、作られたのが本書です。
この「永源寺診療所 地域医療実習プログラム」は医学生および研修医の地域医療実習のための指針として作られています。実習前に必要な準備と知識、各実習 シラバス、参考文献、実習レポート、評価とフィードバック用紙など地域医療実習に必要な情報を載せてあります。実習中はこの冊子を参考にし、記入すべきこ とのあるページは順次埋めていって下さい。実習終了後の冊子は、あなた自身の今後の医療者としての在り方に少なからず影響を与えられることを願ってやみません。
また、本プログラムは当診療所が提供している医療・看護サービスならびに東近江市永源寺地区で提供されている介護保険サービス、保健事業を中心に作成され ています。このため、当地区でうけることのできない(本来は、必要な)在宅リハビリ実習などは含まれていません。実習生の皆さんには、その地域での医療・ 福祉問題なども一緒に考えていただければと思います。

本書を作成するにあたっては、自治医大卒業生である福士元春医師が中心となって作成した「揖斐郡北西部地域医療センター地域医療実習プログラム」を原版として用いています。また医療法人社団 カレスアラインス北海道家庭医療学センターのフェローである山田康介医師による「更別村診療所 地域医療実習マ ニュアル」そして医療法人社団 弓削メディカルクリニック 雨森正記医師による「弓削メディカルクリニック 地域医療実習プログラム 第2版」を参考に使わせていただきました。この場をお借りして御礼申し上げます。また、この冊子を作成するにあたって協力いただいた永源寺診療所スタッフの皆様、実習に協力いただいた東近江市の皆様に厚く御礼申し上げます。

 

2005年2月
雪景色がまぶしい鈴鹿の山々を眺めながら
永源寺診療所
花戸 貴司

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