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理事長着任挨拶

 このたび中京クリニカル理事長兼院長に着任いたしました。私は、名古屋大学医学部を卒業し、JA愛知厚生連海南病院で初期研修後、名古屋大学第三内科の坂本信夫先生、堀田饒先生のもとで糖尿病学を研鑽し、英国Newcastle大学研究員を経て、大学院における研究で博士号を取得いたしました。平成8年から名古屋大学医学部の非常勤講師を務め、名古屋大学附属病院の内科(糖尿病専門外来)を担当し、糖尿病治療における第一線の臨床・研究業務に携わってまいりました。その後15年に亘り愛知県立心身障害者コロニーに在籍し、愛知県の障害者医療・福祉の現場に携わるとともに愛知県立発達障害研究所や井口昭久先生をリーダーとする名古屋大学医学部老年科とタイアップし、経口糖尿病薬や脂質改善薬に関する臨床研究、BDNF(脳由来神経成長因子)や脳における食欲制御のメカニズムなどの研究、および発達障害のある方々の生活習慣予防の啓蒙活動を続けてまいりました。平成22年からは一宮市の来光会尾洲病院において慢性期医療の最前線の臨床に従事し、高齢者医療・福祉の抱える諸問題に直面し、同時にチーム医療を組織し、地域密着型の糖尿病教室の開催・運営に携わってまいりました。

 

このように、私は診断・治療におけるspeciality(専門性)を深めつつ、地域医療に貢献するための総合医としてのgenerality(一般性)を常に目指してまいりました。今後はこれまでの経験を活かし、地域の皆様の幸せと命を守るために、努力研鑽を惜しまない所存です。どうぞよろしくお願いいたします。

 

理事長挨拶

komori

この度は、当ホームページにお越しいただきありがとうございます。

 我が国では医学と福祉の進歩により、超高齢化社会が訪れつつあります。しかし、人々の幸せが、必ずしもそれに比例して増進しているとはいえないようです。2011年のデータによれば、日本における自殺者数は14年連続で3万人を超え、世界で第8位の自殺率の高さでした。自殺原因は、半数が健康を苦にしたものであり、以下、経済・生活問題と続きます。自殺問題は、深刻な社会問題といえます。各国の国民の幸福度を測定する「より良い暮らし指標」では、日本はOECD加盟国など36ヵ国中昨年の19位から更に後退し、21位と下位に甘んじている現状であることが最近のニュースで報じられました。

 

 かつて、医学・医療の目的は「命を救い、病気を治すこと」にありました。最近では、医学の進歩とともに治療できる疾患が増えた一方、高齢化の急速な進行や生活習慣病の増加に伴い、高齢者独特の病態への対応を含め、「患者満足度」や「QOL(生活の質)の向上」が重視されるようになってまいりました。現代における医療の目的は、人間の身体環境のQOLを可能な限り高め、幸せと命を守るという側面がより強調されてきており、長命は、生きがいと心身の健康を伴ってこそ、より幸福であり、意義があると考えます。

 

 古語に「病想を作す」とあり、『養生訓』にも貝原益軒が「無病のときこそ病を思え」と教えています。「予防に勝る治療なし」ともいわれ、病気になる前の未病の時期や病状が軽いうちに医療機関にかかると、余計な検査もせずに済み、病気が重くなってから治療するよりも、より治癒率が高く、経済的にも安上がりになります。日本人の死因の1位は1980年ごろに脳血管疾患を抜き、現在は悪性新生物(がん)で、日本人の3分の1が癌で亡くなっています。その中でもトップは肺がん、2位が胃がんであり、特に肺がん、大腸がん、乳がんについては我が国で増加傾向であることが気になります。日本人の罹患が多い胃がんの場合、早期で見つかれば5年生存率は95%程度で、胃がん全体の5年生存率70%に比較して格段に優れた治療成績になっています。また、肺がんでは初期段階(stageIA)の5年生存率が70%以上ですが、肺がん全体における5年生存率はわずか15%程度に過ぎません。このように、残念ながら多くの進行がんに対する根治の壁は依然として厚いのが現状です。一般的に早期に見つかったがんに比較し、発見時にすでに転移を来していたような進行がんでは予後が悪い場合が多いとされますので、できる限りの早期発見が望まれるのです。

 

 また、糖尿病や高血圧などに代表される生活習慣病は、初期には何ら自覚症状がないことが特徴です。患者さんから、「検診でひっかかったのですが、別になんともないし、通院しなくてもいいのではないでしょうか」と尋ねられることがあります。しかし、無症状だからといって医療機関にかからずに放置していると、知らず知らずの間に怖い合併症が進行し、気が付いたときには、その治療が非常に困難となってしまう場合があります。このため、これらの生活習慣病は「サイレントキラー(静かな殺し屋)」などと呼ばれます。

 

 このように、病気になってから医者にかかるより、未病あるいは予備群の状態のときに受診され、医療者のアドバイスを受け、生活習慣を見直し、早期に治療されるほうが健康を維持できますし、更には老後も健やかに過ごせると考えられます。予防医学的観点からも、定期的な健康診断を受診されることはきわめて望ましいのです。自分の命は決して自分だけのものだけではありません。かつて我が国では生活習慣病が発症してくる年齢は40代以後といわれました。しかし、近年ではライフスタイルの変化により発症年齢が30代、さらには20代へと若年化している傾向があります。生活習慣病をもつ人の割合が急増する40代、できれば30代から、大事なご家族のためにも、健康診断や人間ドッグはできれば毎年受けたいものです。

 

 近年、患者さんのQOLを高め、地域特性を踏まえた上で、患者さんの真のニーズを実現するために、医療者と患者さんとのパートナーシップを深めるためのチーム医療の必要性が増し、その普及が求められています。私たちは、患者さんとのコミュニケーションを重視し、多くの地域資源との連携・協働により、診断・治療だけでは収まらないような、既存の医療機関にはない新しいタイプのクリニカルを目指したいと考えています。当院では、皆様の健康と幸福を守るために健康診断業務と外来業務のサービスを提供しておりますが、皆様に最新の医療を提供することと、皆様が診断・治療内容に納得してご安心頂ける事も、非常に重要だと考えております。そのためには分かりやすく丁寧なインフォームドコンセントをモットーとし、皆様がご相談なされやすい環境を整えるように、スタッフ一同努力してまいります。患者さんが主体的に健康に関する情報を得て、活用することはヘルス・リテラシー(医療リテラシー)と呼ばれていますが、この点についても重視し、皆様のヘルス・リテラシー増進の一助にしていただくために、当院独自の糖尿病教室などの開催など、前向きに取り組み、根拠に基づいた統合的医療を提供させていただく所存です。

 

 当クリニックのスタッフは常に研鑽を怠らず、最新の医療を提供し、きめ細やかく皆様のニーズにお応えする「やさしさ」をもった医療を心がけ、職員一同、なお一層皆様に親しまれる良いクリニカルを創り上げていきたいと思います。どうぞ、お気軽にご受診なさってください。 

 

医療法人中京クリニカル理事長兼院長 小森拓

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